第78回目となる「現代書の総合展」飛雲展を開催。多くの来場者を迎えて活気ある飛雲展となった。来館者数延べ1700人。
| 期日 | 令和7年10月17日(金)~19日(日) 原田の森ギャラリー(兵庫県立美術館王子分館/神戸市灘区原田通)本館1階・2階大展示室 併催 池田孝治書作展 東館展示室 |
| 出品数 | 263点 |
| 部門別出品数 | A部(前衛書)174点/B部(前衛書以外)67点/C部(小作品)22展 |

今回の変更点
1 展示場所の入替
同人作品を全て2階大展示室に移し、1階は準同人と一般公募の作品とした(寄託賞と飛雲会賞作品は従来通り2階)。陳列パネルの配置を工夫し,開放的で見やすい陳列を試みた。
2 小作品部を新設
近年の出品状況を考慮し、初心者も出品し易い小作品部(C部)を一般公募に設けた。初出品者30名中22名が出品。
3 東館の展示
飛雲展要項枠にとらわれない作品発表として社中展・グループ展・個展等の場を同人に提供。飛雲会員の意欲あふれる表現を期待し、飛雲展の併催とした。
作品解説会(本館2階大展示室)18日(土)
講師は島田啓敬理事長。名誉会長、会長、理事長等の作品をもとに前衛書の表現意図や技法、用具等を具体的に説明。約70名の参加者から「新しい表現の世界を知った」という感想も寄せられた。

表彰式・祝賀会(ラッセホール)19日(日)
表彰式では兵庫県芸術文化課・神戸市文化交流課の祝辞を受け、後援五団体代表から寄託賞が授与された。受賞者それぞれに賞状が授与され喜びを胸に一層の躍進へ決意を固める場となった。

表彰式に引き続き会場を移して祝賀会を実施。神戸市民文化振興財団、神戸新聞社事業局、兵庫県芸術文化協会よりお祝いと激励を受けた。出席の受賞者を壇上に招き大きな拍手を贈り祝福した。また久しぶりに出会った会員と懇親の時間ともなった。99名出席。



併催 池田孝治書作展(東館1・2階)
毎日展会員賞受賞記念個展に加え、愛蔵する上田桑鳩・宇野雪村・稲村雲洞の作品などを展観して好評を博した。


第79回展は来年の10月16日(金)~18日(日)原田の森ギャラリーで実施予定。
